【追悼】倉本聰氏のご逝去に伴う会頭コメント

 本日、本市に深く息づき、長年にわたり多大なる活力を与えてくださった脚本家・倉本聰先生のご逝去の報に接し、言葉に尽くせない深い悲しみと喪失感を覚えております。富良野商工会議所、そして地元経済界を代表いたしまして、謹んで哀悼の意を表します。

 倉本先生には、1977年の移住以来、半世紀近くにわたり富良野の地をこよなく愛していただきました。不朽の名作『北の国から』をはじめとする数々の作品は、富良野の雄大な自然とそこに生きる人々の温かさを全国、そして世界へ届けてくださいました。先生が興された「ふらの観光ブーム」は、単なる一過性の流行にとどまらず、私たちの街の基幹産業である観光業や地域経済の確固たる礎となっております。

 また、私財を投じて開設された「富良野塾」や全国初の公設民営劇場「富良野演劇工場」を通じた若手表現者の育成、さらには「富良野自然塾」における環境保全活動など、文化・教育の面でも計り知れない足跡をこの地に遺されました。

 先生が私たちに教えてくださった「自然への畏敬」と「人間の温もり」を忘れることなく、先生が愛したこの富良野の街を、地元経済の発展とともに未来へと守り育てていくことが、遺された私たちの使命であると強く感じております。 これまでの多大なるご功績と、富良野への深い愛情に心より感謝申し上げますとともに、大いなる旅路に立たれた倉本先生のご冥福を、深くお祈り申し上げます。

 富良野商工会議所 会頭 軽米 達也